からだの使い方を学ぶ
- 磯貝 麻由
- 5月31日
- 読了時間: 2分
更新日:6月1日
4月から「痛みが起こりにくい体の使い方と、心身の緊張のゆるめ方」を学んでいます。
私はカウンセラーなので、心理的アプローチに関心が高く、
これまで体験的な学びを重ねてきたわけですが、
「こころとからだはつながっている」という言葉のとおり、
心だけのアプローチではどうにも解決しない問題があると日々感じており、
数年前から身体的アプローチに高い関心を抱くようになりました。
その背景には、私自身の課題がありました。
私は、周囲からは落ち着いていると思われがちですが、
研修講師として、人前で話すことや、カウンセラーとして
お話をお聴きするときにも、極度の緊張を覚えることが続き、
数年前にアレクサンダー・テクニークの個人レッスンを
受けたことが大きなきっかけとなりました。
今回は、アレクサンダー・テクニークの少人数のグループレッスンです。
歩く、立ち上がる、座る、見る、手をあげる、話す、ひとつひとつの動作を
先生のサポートを受けながら、少しの力で体を動かす方法を体験的に学びます。
体験を重ねるたびに感じるのは、いかに全身を使っていなかったかということ。
自分は立体で、足は地面についていて、背骨の上に首、頭が乗っかっていて、と
そんな当たり前のことを意識していなかったことに気づきます。
そして、いかに素早く動くこと、反応することが正解だと思い込んでいた自分がいました。
自分が楽に心と身体を使えるペースや動き方を自分で選択することができる、
そのためには、少し時間をかけて、ふっと息を吐いて、今の自分にとって、
無理のない動き方、反応の仕方はないかを観察してみる
そんな時間をとってもいいのだと、レッスンのたびに、からだが教えてくれています。
そう思っても、つい慣れた動きをしてしまって、疲れたり、
緊張することも多々あるのですが、
「ここまでやったら完璧はない。それが面白さ」
という先生の言葉のとおり、面白がってやり続けることが、
大きな変化につながるような気がしています。

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